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2024/05/04 12:33 |
狂言ワークショップ!!
また1ヶ月くらいあけてしまいました・・・
いつも見てくださっている方、すみません&ありがとうございます!

行ってきましたよ~!
私にとってこの夏の最大イベント!!!

茂山千三郎 KYOGEN WORKSHOP
~夏の終わりの狂言ワークショップ~


αステーションがあるココン烏丸が会場でした。
会場に向かう途中、もう心臓が口から飛び出るんでないかと
思うくらいにドキドキいたしまして、いや、実のところ
朝からドキドキで地に足が着かない感じで仕事してました。

で、会場に着いたら思っていたよりも小スペースで
端っこに逃げても先生にはばっちりお見通しですよという感じ。
どうしよう、超近い・・・!!!!と高鳴る心臓。
早めに行ったため、前にいたりとかしました。
(まだ千三郎さんは登場していません)
ぞろぞろと人が集まってきて、大体30人くらい?(目分量)
広がって立ったらいっぱいいっぱい手前(多分)


時間になると、本日の先生、千三郎さんと鈴木さんが登場。
うほおおおお!!やっぱり近いー!!!
と、千三郎さんのキラキラ眩しさにドキがムネムネでした。
竹田の頭のネジが2~3コ外れましたね。


で、初めはみんなで立って構えから歩くところまでしました。
足を肩幅に開いて、足は逆ハの字に開いて、
手は指先をまっすぐにして太ももの付け根くらいに置く。
膝を軽く曲げて、おしりをキュッと上げて、胸を張って。
文字にすると今すぐにでも出来そうな気がしてきますが
実際はそう易々とはできないんですねえ・・・
大変だ!!
普段から緊張で肩が上がっている私なので、
鈴木さんに「緊張しないで」と言われながら色々と直していただきました。

歩くときには遠くを見て、頭は上下させずにすり足。
うわあー!!!
姿勢が崩壊する!!動きがカクカクしてる!!
めっっっっ・・・・・・・・っっっっちゃ難しいです。


次は正座になって謡の練習。
曲は小舞「十七八」
十七八くらいの女の子はかわいらしいのー・・・ムフフv(竹田的解釈)

謡の本のコピーが配られ、歌詞の横に記号とか文字が書いてありました。
それが音程をあげるとか、声をのばすとかいう記号なんだそうです。

音程を下げたり、のばしたりするところを思い切り間違えまくり
(要するにちゃんと先生の声がきけていない)
しまいには息が続かなくなってみたり・・・と初めは悲惨な私でしたが
(全員謡っているので間違えても隠れられます)
何回か謡っているうちにお腹から声が出てる気が!!
いやー・・・職場で患者さんを呼ぶのでもここまで出してなかったなー


で、次に扇が配られ、扇を持って開く練習をしました。
右手で握って、要のところに小指。
左手で紙のところを持って、
右親指は押すように、左手で引くように水平に開く・・・
・・・言葉にするのも難しい気がしてきました。


今度は謡を謡う人と舞を舞う人にわかれて
半分ずつ入れ替わって舞の練習をしました。
さっきまで正座だったので、足がフラフラです。
千三郎さんの動きを必死に目で追いながら頑張りますが
どこかに集中すると他がグダグダになってしまいます。
・・・人一倍リズム感が無いと言われる私なので動きもワンテンポと言わず
ワンテンポ半くらい中途半端にずれてしまい、
しまいには左右が反転します。
(関係ないですが、先日初めてエアロビをしたらえらいことになりました)
やっぱり鈴木さんに色々と直していただきました。
このころには、竹田のネジは頭のみならず色々なところで外れています。


最後は正座できちっと「ありがとうございました」
ここまで1時間15分。
本当なら半年くらいかかってお稽古するんだそうです。
そりゃあ掛かりますって・・・・・・と実感。
私の場合だと半年で足りるかどうか・・・_| ̄|○


ワークショップはここまで。
このあとは千三郎さんと鈴木さんによる寝音曲を観ました!!
このころにはバラバラに移動しているので私は一番後ろにおりました。
でもめっちゃよく見える!!!


そのあと、「ことば+α」の即売会&サイン会もあったのですが
ネジが足りなくなって崩壊寸前だったので、涙をのんで帰ってきたのでした・・・
もうなんか色々と必死だったので記憶も飛び飛びになっています。

色々ボロボロでしたが、とても楽しかったです。
謡うのって結構いいですね!!何かを発散しました。
でもやっぱ高い女声よりも低い男声で聴くほうが素敵とも思ったり。

やはり久々に近くで拝見する千三郎さんは素敵すぎて
思い出しただけでもうニヤニヤが止まりません。
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2007/08/29 23:02 | Comments(0) | ばぶさん
運動会!!(長いので携帯の方、注意!)
行って来ました、運動会!!!
まずはさらっとプログラムをば。


春の大運動会&懇親会
2007年4月30日(月)13時~ KBSホール

☆司会:千三郎さん、平野アナ(KBS)
☆審判:千作さん、千之丞さん、佐々木さん

<チーム編成>
☆千五郎さんチーム(黄)
 千五郎さん、茂さん、丸石さん、鈴木さん
☆七五三さんチーム(赤)
 七五三さん、宗彦さん、松本さん、島田さん
☆あきらさんチーム(緑)
 あきらさん、正邦さん、井口さん、山下さん

~運動会~
・開会宣言、選手宣誓、準備体操
1.ふわふわ蹴まり競争
2.エイエイ、ヤットナ!
3.床扇子
4.玉入れ競争
・応援合戦
5.密着!滅却?三人四脚
6.え!?つけるの???
7.綱引き
8.くさびら競争
(1位:30点、2位:20点、3位;10点
 審判による審議、減点アリ)

~懇親会~
・表彰式
・飲食フリータイム
・閉会のことば



さてさて、詳細なレポのほうに参りましょうか。
ものすごく長くなりそうな予感・・・(色々ありすぎて・笑)

私はあきらさんチームで、緑色のTシャツを着て参加。
入場時にはハチマキが配られ、みんなそれぞれのハチマキをつけています。
役者さんたちもチームカラーの服装です。
われらが千三郎さんは・・・青!!どれでもないよ、ってことですね。
背中には「弟子」とおおきなプリント。
そして、黄色チームの鈴木さんは背中に「師匠」と千三郎さん直筆サイン。
多分千三郎さんの背中には鈴木さんのサインが書いてあったのかな?
宗彦さんは・・・多分、ザクですね(ガンダムに出てくる赤いやつ)
そして黄色の千五郎さんは・・・出た!!阪神タイガース!!!!

それぞれのチームの座席があり、手描きの横断幕が掲げられています。
運動会開始までに、出場競技決めがあり、あきらさんチームでは正邦さんが
競技の説明をしながら、決をとっておられました。
三人四脚などは「役者と密着できます!!」
競技ごとに人数は決まっているので、倍率高いなあ・・・と思いつつ。
私はポヤーっとしつつ、「エイエイ、ヤットナ!」という
ボールを投げるらしい競技に出ることにしました。足使わなさそうなので。

そんなこんなのうちに、開会式。
舞台の前に全員集合し並んでいると、千三郎さんが
「小さく前にならえ!!」
去年の学校狂言じゃないですが体育の先生みたいでした(笑)

開会宣言は千作さん。
マイクに顔をぶつけられるアクシデントがありつつ、開会。
選手宣誓では、各チームのキャプテンが舞台に上がり宣誓。
千五郎さん、七五三さんがそれっぽいことを言った最後に
あきらさん「以下同文。」

そして、準備運動ということで、看護師さんを真ん中に、
役者さんの奥様方も舞台に上がって「ラジオ体操」!!
ラジオ体操したの、久しぶりでした(笑)

各チームに1枚ずつ「千三郎カード」が配られました。
1回だけ千三郎さんに代打をしてもらえるカードです。


いよいよ競技開始です。
私の記憶もすでに危ういので、ご了承ください。


1.ふわふわ蹴まり競争
風船をドリブルしながら進み、Uターンして戻ってバトンタッチ。
あきらさんチームが1位でした。


2.エイエイ、ヤットナ!
あの「ストラックアウト」そのもので、番号の書いてある板をボールで落とす
アレですね。ボールを投げるらしいことしか知らなかったので、内心
「コレはヤバイな・・・」と。

さきにあきらさんチームが1位だったので、最初にやることに。
前の競技は3チーム並んでやっていたのですが、これは1人ずつらしいです。
チーム内で4人なのですが、一番若いから、と1番最初に出ることに。
最初の最初、ってヤツです。
今日の定員150人・・・その視線が私に集中しているわけですよ・・・
患者さん1人でもあがっておかしな説明をしそうになる私に150人の
視線ですよ、あがらないはずないじゃないですか。
投げる前、チーム全員で「エイエイ、ヤットナ!」と声をあげます。
3回投げられるのですが、完敗でした・・・
司会の千三郎さんに「深呼吸して!!」と励まされつつ、大暴投orz
もうホント、チームのみなさまスミマセン・・・

阪神な千五郎さんはなんと2枚抜き!!!!


3.床扇子
役者さんのみ参加の「ビーチフラッグ」扇バージョン。
まず3人で2本を奪い合い、次に2人で決戦。

・1回戦:千五郎さん、七五三さん、あきらさん
・2回戦:丸石さん、松本さん、山下さん
・3回戦:鈴木さん、島田さん、井口さん
・4回戦:茂さん、宗彦さん、正邦さん

いよいよ私の記憶が怪しくなってきました・・・
とにかく、扇へダッシュする皆様・・・本気と書いてマジです。
千三郎さんに「明日舞台あるんやから~」といわれても、マジです。
4回戦は正邦さんと茂さんの兄弟対決となり、正邦さんが勝利!!


4.玉入れ競争
チーム全員参加でやりました。千五郎さんチームが圧勝。


ここで休憩入ります。
そして、次の応援合戦の練習。


・応援合戦
まず、七五三さんチームから。
島田さんが、応援団の兄ちゃん風に発声。
みんなで踊ってはりました。

千五郎さんチームでは、茂さんが応援団の兄ちゃん風に
「3、3、7ビョーシ!!!!」

あきらさんチームは「他のチームも応援して得点を狙う」路線で(笑)
狙い通りに1位となりました。


5.密着!滅却?三人四脚
ここで、千五郎さんチームが「千三郎カード」を使用。
3人4脚、千三郎さん速い速い。大活躍でございました。


6.え!?つけるの???
これも出場倍率が高かったのですが、役者さんに狂言の衣装を
着せてもらうというもの。
くじ引きで衣装が決定、速さと美しさを競う競技でした。
審判の千作さん、千之丞さん、佐々木さんの前で着付けをする
役者さんたちに緊張が走る!!

・1回戦 ()は着付けの早さ順です。
千五郎さんチーム:黒紋付(2位)
七五三さんチーム:太郎冠者(1位)
あきらさんチーム:大名(2位)

ここで七五三さんチームで「千三郎カード」
しかし、太郎冠者の腰から紐がビローンと出ており、減点・・・
襟の具合など、審判の厳しい目が光っていました。

・2回戦
千五郎さんチーム:女(2位)
七五三さんチーム:馬(3位)
あきらさんチーム:山伏(1位)

ここであきらさんチームで「千三郎カード」
「山伏~~~!?」と悲鳴を上げる正邦さんとせっせと着付け。
先ほどの紐ビローンもしっかりチェック、と思ったら腰板が落ち・・・

一方、一番簡単な千五郎さんチームの女は「赤襟」が無い!!!
「入れたのに~~~!!!!」と叫びながら荷物置き場へダッシュする茂さん。
そしたら山伏セットから発見。入れ替わってたようです。
今回はビナンではなく、カツラでした。髪もちゃんと結います。

七五三さんチームの馬は縫ったりするので一番大変です。
裁縫道具も役者さんによってマイ針があったりするようです。

そして、一番に着せ終わったのはあきらさんチームの山伏。
しっかり見直してはりました。
減点もナシでパーフェクト!!
千三郎さんと正邦さん、がっつり握手してはりました。


7.綱引き
「オーエス」ではなく、「いーやあー、いーやあー」の掛け声で
引っ張ります。・・・私は出てませんが。
結果は各チーム1勝1敗。合計点数も僅差となっております。


8.くさびら競争
くさびらになりきって、くさびら歩きでリレーです。
「ホイ!」と鳴きながらのうさぎ跳びはOKです。
頭にはくさびらの傘を被って、まさにくさびら。


全競技終了で、優勝は千五郎さんチーム!!
2位は七五三さんチーム、3位はあきらさんチームでした。
どの競技も白熱してましたね~


続いて、表彰式と懇親会です。
優勝した千五郎さんチームの皆さんは茂山家手ぬぐいやポストカードなどの
詰め合わせをもらってはりました。いいな~
あきらさんチームの正邦さんがぼそっと「余りモンなんやけどな・・・」
参加賞に全員におたべ(宇治玉露)がプレゼント。

乾杯の音頭はお客さんの中から、本日のMVPの方が。
その後は立食でフリータイムでした。
私?・・・途中で座席でダウンしてました~(・_・;)
竜ちゃん・虎ちゃんが瓜二つの瓜坊Tシャツを着てて、可愛かったですv

閉会の言葉を実は実行委員長だったらしい宗彦さんが。
そして最後はやっぱり猿歌。
最下位チームのリーダー・・・と思ったら、あきらさんは帰ってしまわれていたので
正邦さんが発声することに。
宗彦さんが、さきの「床扇子」で「分家は気ィ使うねん」と仰ったのを受け
正邦さんは「たわいもない」とバッサリ
何だか今日は色々な正邦さんを見た気がします。


実はこの模様、今日のKBS京都のニュースで放送されてたんですよね。
ちょうど、ライブ5の時間帯のニュース。
千五郎さんと、茂さんが出ておられました。



・・・とまあ、色々あった運動会でした。
長い文になりましたね~。記憶力があればもっと長くなるんですが。
楽しかったなあ~(笑)

しかし、度胸が欲しい。
男は愛嬌、女は度胸。


本日の教訓:もう球技はすまい。
(思えばこの間のボーリングも悲惨だった・・・)

それにしても、今日の記事はオフラインの私をよく知る人が読むと
ニヤリとしてしまうんだろうなあと思います(笑)

2007/04/30 21:36 | Comments(1) | ばぶさん
サイン会に行ってきました。
今日は午後5時からジュンク堂で千三郎さんの
「ことば+α」の発売記念サイン会がありました~
初めての半休で行って参りました!
半休なのにちょいと遅くなりました・・・
ジュンク堂につくとすでに人の列ができておりました。

列に並んでいる間、サインをする千三郎さんの様子が
見えるのですが、狂言会後のサイン会よりも一人一人の時間が長く、
「えッ!そんなに長くばぶさんの近くにいれるの!?」
と、ドキドキワクワクハラハラしながら待っていました。

いよいよもって私の順番になりました。
記憶が一部飛んでいますが、カクカクした動きをしていたと思います。
竹田に詳しい方ならわかると思いますが、
見事な言葉の出なさっぷりでその失礼っぷりに後で猛烈に凹み、
また慌てふためき出口を間違えたり、もうそれはそれは
酷い有様でしたorz
後で猛烈に凹みますが、そのときは幸せ一杯、いっぱいいっぱいです。

筆でサインをしてくださった上に、「福」と書いていただき、
ハンコまで!!
筆さばきにすっかり見とれてしまいました・・・
お写真まで撮ってもらえたんですよ!!
ばぶさんのおおおおおおお、お、お、お隣に並んで・・・!!!!
そして前記のようにボロボロな感じで終了するんですが。
そしてデジカメのシャッターが甘くなっていたのでしょう、
写真が・・な・・・い・・・・(-_-;)
新人のクセに趣味で半休取るなってことでしょうかorz

仕事の本を見たり、本棚の影からばぶさんをのぞいたり、
わしズムを立ち読みしたり、人影からばぶさんを見つめてみたり、
遠くからばぶさんをみつめたり、
本を見てるふりをしながらばぶさんを(以下略)・・・


このままでは私は危ない人だ・・・
(何を今更とかいわないでください)


・・・という訳でようやく家路につくわけですが・・・
ポヤポヤしすぎてコケかけました、2~3回。
浮かんだり沈んだり、今日も激しかったですが、
し・・・しやわせです・・・(*´д`*)

明日もお仕事頑張りマス!



私信
>K子さん
そう、まあ色々ありましてね・・・
タスケテクダサーイ!!

>Tさん
サイン会場で、あのオフ会で出会ったポッキーの人を見ました…

2007/04/20 22:01 | Comments(1) | ばぶさん
卒業・・・
今日もフンフフーン♪とライブ5を見ていました。
京都大学の卒業式のニュースの時、
「千三郎さんも今日でライブ5を卒業・・・」

え・・・今、何て?
マンガでいうと、真っ白になってる感じですね。
パソコンでいうとフリーズですね。

(TдT)ビエーン

始まりと終わりは表裏一体。
きっとまた何かあるですよ・・・ネ?
しばらくは、寂しい寂しいと呟いていそうな私ですが。

そして改めて
「もうすぐ3月も終わってしまうのね・・・」

2007/03/26 21:17 | Comments(0) | ばぶさん
3/11 きもので楽しむ日本の伝統 vol.7
きもので楽しむ日本の伝統 vol.7「和来福来」
平成19年3月11日(日)
同志社大学 寒梅館 ハーディホール

<プログラム>
・落語 立川志の輔
・トーク 立川志の輔×茂山千三郎
・狂言「二人袴」
 婿    茂山千三郎
 舅    丸石やすし
 太郎冠者 茂山童司
 兄    茂山七五三
 後見   鈴木実
(司会 桜みずほ)


・・・というわけで、慣れない着物を着て行ってまいりました。
つい先日まではぽかぽか陽気だったのに、この日は寒の戻りというやつでしょうか、雪がちらちらと舞っていました。(帰る頃には止んでいましたが)
順番待ちの列は幸い建物の中で、ぬくぬくと待っていることができました。私は開場45分前くらいに着いたのですが、もう列はできていました。そして30分前を境に増える人、人、人・・・
開場の時間までリハーサルが行われていたらしく、人が多いので扉の前で待機。
ああ~・・・この人数だと前は厳しいかな・・・と思っていましたが、意外と最前列ゲット。
中心よりも左側寄りのこの席、この席が特上スペシャルシートだったのを後で思い知ることになります。

開演時間になり、司会の人が登場。
「今日はいい天気で~」「皆様、晴れ男、晴れ女で~」と仰るので、ああもう雪は止んだのかと思いながら聞いておりました。後で聞くに、司会の方が開場入りしたときは晴れていたので雪が降っていたのをご存知なかったとのこと。

まずは開口一番、志の輔さんの3番目のお弟子さんだという立川志の春さんが登場。
鶴の名前の由来を聞いて誰かに教えたくてたまらない男、でも結局肝心のところを間違えて説明できなくなってしまうという、古典落語「鶴」でした。

開場が笑いで温まった頃、桜色の羽織と着物姿の志の輔さんが登場。
「着物はいいですね。日本人の体型の欠点を隠してくれる。男性はおなかが出れば出るほどいい」
「こういう(着物を着てくる)会ならもっといいものを着てくればよかった…500万くらいの」
「弟子が着物を選んで持ってくるので、会の趣旨を一番理解していたのは弟子でした」
などと、バンバン開場を笑わせてくださいます。
司会の方の「いいお天気で~」というコメントにも突っ込みを入れ、さすが話のプロだなあと感じました。ホントに、ポンポンとお話が飛び出してくる感じです。
新作落語というのは、着物を着ているのが当たり前の時代の古典落語とは違い、登場人物が着ているのは洋服です。でも、洋服で落語はやらない。
それは何故かというと、志の輔さんの見解ですが、着物だと正座したときの膝の動きやラインがきれいに見えるからだそうです。洋服だとどうしてもひざが揺れるのが見えて見苦しい、と。

「馬鹿と利口は紙一重」
というテーマで、新作落語「親の顔」をされました。
「こういう人はたまにいますよね。友人、近所の人で考えてみてください。……思いつかないあなたは、あなた自身がそうなんです」
マクラで大爆笑なのですが、落語でも大爆笑でした。
子供がテストで5点(100点満点)を取ってきたので学校に呼び出されたお父さん。
ご隠居に「何で呼ばれたのだろう」と相談に行き、いろいろなやりとりのうち「親の顔が見たいんじゃないの?」ということに。
それを言葉のまま受け取ったお父さん、子供をつれて学校へ。
「あ、顔が見たいんじゃなかったんだ・・・」とわかり、「子供のトンデモ回答を見てどう思われますか?」と聞かれたお父さん。
しかし、子供の言い分を聞くとなるほど合っているような気がする・・・
「先生、これは合ってるんじゃないですか。ちょっと点数を足しますね」という、この子にしてこの親ありというトンデモなやり取りの末
先生「お父さんのお宅に家庭訪問に行きたいのですが」
と、オチるのでした。


落語の後は、志の輔さんと千三郎さんのトーク。
千三郎さんがホストということで左側に千三郎さん、右側に志の輔さんが座りお話をされました。
志の輔さんの会で、志の輔さんと茂山家が対談することがあるそうですが、そのときは反対側なんだそうです。
ここで「あ…席が微妙に左で良かった…」と思ったのは言うまでもありません。
例のごとく記憶容量の関係により順番バラバラな、大体のトーク内容をあげてゆきます。
着物のお話が中心です。

「皆さん、精一杯の着物を着て来られて~」と笑いをさらう志の輔さん。
みんなが着物を着ている会場を目にして、「お正月の高座はこういう感じなのかな、と思いました」と仰ってました。(立川一門はお正月の高座には上がらないんだそうです)
さきの志の輔さんのお話で触れた、正座をしたときの着物の美しさのお話。そして、着物姿の女性の所作が色っぽいというお話。
落語の衣装、狂言の衣装のお話。
落語の楽屋には弟子が出してきたたくさんの衣装が並んでおり、後ろの屏風の色やお話の内容で色を決めることもあるけれど、実は気分で決めているというお話。
狂言はいろいろな衣装があるけれど、この役はこう着ると決まっているし、普段着ているのは黒紋付しかありません、というお話。
志の輔さんが着物でお葬式に行ったときに、羽織の紐の向きで失敗してしまったというお話。そして、「お葬式のあと1週間は生ものを食べるな」と言われて育ったので、すぐ横にお寿司を食べるスペ

ースがあることに驚かれたというお話。

立川一門の楽屋は、空気がピーンと張詰めていますが、茂山家の楽屋はにぎやかで、差し入れもその日のうちになくなるほどで、わきあいあいとしていますよね。

志の輔さんが、『「親の顔」という落語をしましたが…東京で「バカ」というとおこられるだけですが、関西で「アホやなあ」と言ってもそんなに険悪にならないですよね…茂山さんとこは「アホですねえ」』
と仰ると、千三郎さんも「アホですわあ・・・」と、笑いに包まれる会場。
東京は「粋」で、京都は「はんなり」ですよね、能狂言もそう。
萬斎君とかカッコいいけど、茂山はアホです・・・(笑)
今日の狂言「二人袴」の婿もあほぼんでおめでたいヤツです

25年前の、故桂枝雀さんと志の輔さんの師匠である立川談志さんの対談のお話。
正反対のお二人の様子を、志の輔さんがモノマネで再現され、会場は大爆笑。



ああ~・・・判りづらくてすみません;
トークのあと、15分の休憩。


休憩が終了し、狂言「二人袴」
何度見ても面白い曲ですね~。
主人がずずいと出てきて名乗るところで、「うおっ、近ッ」
「えのころ」は「いぬころ」でした。(個人的に「えのころ」のほうが子犬のコロコロした感じがして好きだったりします)
兄に「穿いとけ」と長袴を渡された婿が「なんじゃコリャ!」と、袴を広げてみたり、被ったり…兄と太郎冠者のやり取りと同時進行ですが、そんな婿に注目!
袴を穿かせてもらった婿のよたよたした歩き方に笑いつつ、「って、近っ!!」
座って舅に挨拶する婿との距離、2~3m?
こうなると竹田、頭の中がてんやわんやです。ねじがボロボロ外れてしまいます。


ポーッとしているうちに、終了。
スペシャルシートにバンザイです。
千三郎さんオーラをギンギンに受け、ふらふらと会場を出ると、茂山グッズの販売があり、七五三さんがサインをしておられました。ついさっきまで舞台で兄をしていたのに、もう着替えて、しかもサインまで・・・早っ!

着物はこのイベントの時しか着ない私ですが、着物もいいよな~と思います。
不便でさえなければ・・・(これに尽きる)
もっと簡単に着れて、もっとお気軽な値段だといいなあと思うのであります。

2007/03/13 13:17 | Comments(1) | ばぶさん

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